生後1ヶ月頃の赤ちゃんは、まだママの抗体を持っていて鼻水が出たとしても風邪を引くことはないと思っている方も多いですよね。
とは言っても、実際に赤ちゃんから鼻水やくしゃみが出たりすると「まさか風邪?」と心配になったり、すぐに病院に行った方がいいのか考えると思います。
また、鼻水の状態も様々で、透明でサラサラのものもあれば、黄色や緑色で粘っこいものもありますが、鼻水の色の違いは何なのでしょうか?
そこで今回は鼻水やくしゃみが出ているなど、生後1ヵ月の赤ちゃんに風邪を疑う症状が出た場合の対処方法を紹介していきます。
生後1ヶ月 鼻水が出るのは風邪?
生後1ヵ月の頃の赤ちゃんは、鼻が低くて穴も小さいので、鼻水が溜まることで鼻が詰まってしまったり、鼻水やくしゃみが出てくることがよくあります。
鼻水・くしゃみが出たから風邪をひいた!」という訳ではないので、まずは安心してくださいね。
また、赤ちゃんの過ごしている部屋の空気の汚れや乾燥にも敏感な為、鼻が詰まることもあります。
鼻が詰まって苦しそうな時や、鼻水と一緒に咳や熱もある時は風邪の可能性もあったり、鼻づまりだけでもアレルギー反応を起こしている可能性もあるので注意が必要です。
生後1ヶ月~6ヵ月頃までは風邪を引かないって本当?
生後1ヶ月頃の赤ちゃんは、ママからの抗体が体内にありますが、赤ちゃん自身も新しく自己免疫を持ち始める時期でもあります。
つまり、ママの抗体+自己免疫のダブルパワーで、生まれたばかりの小さい体ながら、ある程度の免疫機能はあると言われています。
よく、生後6ヵ月頃までの赤ちゃんは風邪を引くことはない、と言われているのはこういう理由からなんですよ。
ですが、絶対に風邪を引かないというわけではありません。
赤ちゃん自身の免疫機能では対処できずに、生後1ヵ月の赤ちゃんでも風邪を引いてしまうことがあるため、ママやパパがしっかり判断しましょう。
生後1ヶ月 鼻水・くしゃみがでたら病院に行くべき?
生後1ヶ月の赤ちゃんの鼻水やくしゃみが出ている時に、病院に連れて行くべきか?迷った時は、まずは落ち着いて赤ちゃんの様子をもう少しよく観察してみましょう。
それは、赤ちゃんから鼻水・くしゃみが出ているからと言って、風邪を引いている状態とも限らないからです。
もし、赤ちゃんの鼻水が透明でサラサラの場合は、気温や湿度の変化といった外部環境の影響が考えられます。
この場合は、赤ちゃんが母乳やミルクをしっかり飲んでいたり、咳や熱などの他の症状もなければ風邪ではないので、病院には行かずにしばらく家で様子をみるといいでしょう。
鼻水が黄色は緑の場合はどうする?
これまでのサラサラした鼻水とは違い、生後1ヶ月の赤ちゃんから粘っこい黄色や緑の鼻水が出ることもあります。
このような黄色や緑色の鼻水は、体内で細菌やウイルスと白血球が戦って、戦ったあとの白血球のら死骸が含まれていることがあるので、風邪や副鼻腔炎が疑われます。
また、黄色や緑色の鼻水+咳・熱が出る場合はRSウイルスやアデノウイルスなどの病気が疑われる場合があります。
特にRSウイルスは0歳児でかかると症状が重くなりやすいこともあり、生後半年未満でも発症してしまい、重症化すると入院が必用になるケースも多くありますので、この場合は早めに病院を受診しましょう。
透明な鼻水とくしゃみはアレルギー反応の可能性も
また、生後1ヶ月の赤ちゃんが、透明な鼻水が出ていて、くしゃみをしている場合は、アレルギー反応の可能性もあります。
花粉やハウスダストなどが原因のアレルギー性鼻炎の可能性があり、鼻水やくしゃみや鼻づまりが繰り返し起こる場合は、アレルギー検査をしてもらうのもいいでしょう。
ただし、アレルギー検査自体は新生児の頃から受けることが出来ますが、抗体が定まっていないため正確な結果がわかるのは生後半年~となります。
また、月齢が低いうちはアレルギー症状も出にくいです。
透明な鼻水+くしゃみが頻繁に出るからと言って病院に連れて行っても、様子見と帰されることも多いので、生後半年まで待ってからの検査がおすすめです。
赤ちゃんの鼻水の自宅でできる対処法とは?
生後1ヶ月の赤ちゃんから黄色や緑の鼻水が出るようになったら、病院を受診するということが分かったと思いますが、病院を受診したらすぐに治るわけではありませんよね。
赤ちゃんはまだ自分で鼻水をかむことが出来ないため、例えサラサラな鼻水であっても、粘っこい鼻水もこまめにとってあげましょう。
透明なサラサラの鼻水の場合は、綺麗なガーゼなどでしっかり拭いて、こまめに取り除いてあげてください。
黄色や緑の鼻水は粘っこいので、鼻水が溜まって息苦しそうになってしまいますが、市販で吸引器が売られているので、こまめに鼻水吸引してあげてくださいね。
家庭用電動鼻水吸引器がおすすめ!
鼻水が出ている赤ちゃんを病院に連れて行くと、電動の吸引器で「ズズズ!!」と鼻水を吸引してくれますよね。
鼻水を吸引してもらった後は、しばらく鼻通りもよくて赤ちゃんの呼吸も楽そうですが、しばらくしたらまた鼻水が詰まって苦しそうになってしまい可哀想ですよね。
そんな時に、家庭用の電動鼻水吸引器があれば、自宅でも赤ちゃんの鼻水を吸い取ってあげることができますよ!
楽天市場やAmazonでも人気の家庭用電動鼻水吸引器「メルシーポット」は、取り替え可能な赤ちゃんの小さな鼻の穴用のノズルも販売されていて、赤ちゃんはもちろん、家族全員使うことができる便利なアイテムで大人気ですよ。
赤ちゃんに風邪薬を飲ませるにはどうしたらいい?
赤ちゃんが鼻水・くしゃみ・咳・熱などの風邪の症状で病院を受診すると、病院の先生の指示で薬を出されることもありますよね。
しかし、生後1ヶ月頃は母乳やミルクだけがメインとなるため、薬を飲ませるのが難しいですよね。
乳児用の薬は量も少ないのですが、多少苦みもあるようで、ミルクに混ぜて飲ませてみようとしても嫌がって飲まないことがほとんどです。
そんな時は、液体の薬も粉の薬も、哺乳瓶の乳首を使うと楽にお薬を飲ませることができますよ!
液体であれば決まった量を哺乳瓶の乳首に入れて、そのまま飲みきるまでくわえさせます。粉薬の場合は、ミルクやお茶などにしっかり溶かして乳首に入れて飲ませます。
生後1ヶ月の赤ちゃんの薬の飲ませ方に困っているママは、是非試してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?母親からの免疫で風邪を引かない!と思っていた生後1ヶ月の赤ちゃんでも風邪を引いてしまうことがある、ということを理解していただけましたでしょうか?
特に赤ちゃんは鼻水・くしゃみ・咳が出やすいので、鼻水の色やくしゃみ・咳の出方などしっかり確認して、病院へ行くか判断してあげましょう。
そして、赤ちゃんが苦しそうな場合は自宅でもこまめに鼻水を吸引したり、病院から出された薬はしっかりと飲ませてあげてくださいね。
生後1ヶ月の赤ちゃんは体調管理が難しいだけでなく、急速に悪化してしまうことが多いので注意が必要です。
もし、鼻水が出始めたらいつもよりお部屋の中を暖かくしたり、湿度を上げて風邪を悪化させないような対策を取り、悪化させないようにしてくださいね。
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