生後1ヶ月を過ぎ、生まれた頃より体がしっかりしてきて、鳴き声も大きくなり、授乳量もだんだん増えてきましたよね。
この頃のママの体はまだ完全に回復していないので、まだ母乳の出が悪くてミルクを足していることが多いと思います。
また、諸事情があって完全ミルクで育てている場合など授乳スタイルは様々ですが、気になるのはミルクを与える間隔や量ではないでしょうか?
ミルクは母乳より腹持ちがよく、消化に時間がかかるので3時間の間隔をあけるように言われていますが、それがなかなか難しいんですよね。ここでは、生後1ヶ月の赤ちゃんへ与えるミルクの授乳間隔と量について、混合・完ミルク別に紹介します☆
生後1ヶ月 ミルクの授乳間隔と量はどれくらい?
生後1ヶ月の赤ちゃんへのミルクの授乳間隔と量は、1日6回程度、90~120mlを与えるのが平均的とされています。
でも、これだとザックリ過ぎてよくわからないですよね。
赤ちゃんには、大きめの子・標準的な体格の子・小さめな子がいるので、生後1ヶ月の赤ちゃんへのミルクの授乳量と回数は体重に合せて調節してあげるのがおすすめです!
ミルクを与えるスタイルは、完全にミルクのみで授乳する「完ミ」と、母乳+ミルクの「混合」の2種類があり、それぞれ授乳間隔・量が異なってきます。
次からそれぞれのスタイルのミルクの授乳間隔と量について詳しく紹介していきます。
【完ミ】1日のトータル量と目安の量・回数
生後1ヶ月の赤ちゃんの完全ミルクの場合のトータル授乳量は、体重1㎏あたり150~180mlで換算します
どのミルクの缶にも、目安量が書いてありますが、私が使っていたビーンスターク すこやかの缶の表示は以下のようになっています。
- ~1ヶ月:標準体重3.7kg
→120ml 6回 - 1~2ヶ月:標準体重4.6kg
→140ml 6回 - 2~3ヶ月:標準体重5.6kg
→160ml 6回
つまり、生後1ヶ月でも体重が4.6㎏以下なら、120ml×6回、5.6㎏以下なら140ml×6回、5.6㎏以上なら160ml×6回ということになりますね。
【混合】1日のトータル量と目安の量・回数
生後1ヶ月の赤ちゃんの母乳とミルクの混合の場合のトータル授乳量も完ミルクの場合と同じで、体重1㎏あたり150~180mlで換算します。
つまり、体重が4㎏なら600~720mlが標準的な量になります。
ここで気をつけて欲しいのは、この数値はトータル授乳量なので、母乳+ミルクの場合、ミルクをこの量足してしまうとあげすぎになってしまいますよ!
混合授乳の場合は母乳をどれくらい飲んでいるのかが正確にわからないので、ミルクをどれだけ足したらいいのか?悩んでしまいますよね。
授乳間隔を見ながら調整しよう!
生後1ヶ月の赤ちゃんへ与えるミルクの量は、混合の場合はまず今まで通りに母乳の後にミルクを40~60ml程度足してみましょう。
そして、授乳間隔がどれくらい空くか?で量を判断するのがおすすめです。
例えば、母乳もそこそこ飲んでいて、ミルクを40ml足しただけで3時間の授乳間隔が空くならそれで足りていると言うことになりますよ!
60ml足しても1~2時間でまた欲しがるようならミルクの量をもう少し増やしてあげる必要があるので、80mlに増やして様子を見てくださいね。
生後1ヶ月 ミルクの授乳間隔短いのは足りてないから?
生後1ヶ月の赤ちゃんにミルクを規定量あげているのに、授乳間隔が短かったり、なかなか長くあかないのはミルクの量が足りない可能性があります。
でも、規定量あげてるし・・・と思ってしまいますが、赤ちゃんにも個性があり、ミルクをたくさん飲む子もいれば、少なくても授乳間隔が長い子もいるんですよ!
1ヶ月の赤ちゃんへの授乳量が足りているかの目安は、以下の3つの項目を基準として確認してみましょう。
- 1日6回は飲んでいるか?
- 1日6回以上のおしっこの排泄があるか?
- 体重が1日25~30g体重が増えているか?
この3つの項目がクリアできていれば授乳量は足りているので安心してくださいね。
ミルクの飲み過ぎの対処法
生後1ヶ月の赤ちゃんが、160mlのミルクをあっという間に飲み干して、それでもまだ欲しがる。飲み過ぎじゃないかな?と悩んでいるママも多いと思います。
ミルクは母乳より消化が悪く、胃に負担をかけてしまうので、飲みすぎることで赤ちゃんの体に悪い影響があるのではないか?カロリーオーバーで肥満になるのではないか?と心配になりますよね。
ミルクを飲み過ぎると、便の量が増えてお尻がかぶれたり、肥満体型になってしまう恐れがあるので、なるべく規定量を守るのが望ましいとされています。
とは言え、規定量与えても欲しがって泣いてしまう…。と困っているママも多いはず。
そんな、ミルクを規定量与えても授乳間隔が空かない場合は、哺乳瓶の吸い口を穴の小さなタイプに変える方法がおすすめです!
クロスカット・スリーカットより丸型が◎
まず、お使いの哺乳瓶の吸い口の形を見てみて下さい。
哺乳瓶の吸い口の形には穴が十字の形のクロスカット、Y字のスリーカット、そして丸型がありますが、クロスカット・スリーカットばミルクの出がいいので、丸型がおすすめ。
次にサイズですが、新生時期はSSサイズ、生後1ヶ月はSサイズが一般的ですが、Sサイズを使っていてミルクを飲み過ぎる場合はSSサイズに戻してみましょう。
吸い口の穴が小さくたくさん出にくくなることによって、一気に飲むことができなくなり、少しずつ時間をかけて飲むので満足感が得られやすくなるというメリットも。
ミルクを飲み過ぎる赤ちゃんには、是非ためしてみて下さいね。
まとめ
いかがでしたか?生後1ヶ月を過ぎると、生まれた時はだいたい標準的な大きさだった赤ちゃんの体格にも個人差が出始めてきます。
それはミルクを飲む間隔や量にも言えることで、全ての生後1ヶ月の赤ちゃんが規定量飲むという訳ではないので、「うちの子はこうなんだ」と柔軟に捉えて赤ちゃんのペースを見つけてあげてくださいね!
生後1ヶ月の赤ちゃんはそれぞれ必要なミルクの量が違いますが、1日25~30g体重が増えていれば大丈夫なので、母子手帳に記載されている「乳児身体発育曲線」をの量を調節してみましょう。
なかなか月齢に合ったミルクの量を判断するのは難しいのですが、神経質になりすぎずに1日の対重量が25~30gならOK!と柔軟に考えるようにしてくださいね。
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